カラカラライフリズム



進藤は、能面のように無表情だった。


宇田川はぞくりとするほど、彼から生気を感じ取る事が出来なかった。


まるで、こいつこそ機械みたいだ……。


だが、その本音も飲み込んだ。


一体何度、こんな事を繰り返したか分からない。


いつか飲み込んだ言葉で、この腹は爆発するのではないだろうかと思いながら、



宇田川は歩き始めた。



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