カラカラライフリズム



「……晴喜、時間だ」


そんな時、樋口が更衣室のドアを開けた。



同時に晴喜は、近くにあったスプレー缶を投げ、樋口の顔面に命中させた。


「着替え中よ。……せめてノックして」


強がりながらも、晴喜は内心反省していた。



一瞬でカッとなった事は、事実だった。


冷静に考える暇も無く、無意識に手が動いていた。



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