カラカラライフリズム



さっきまで落ち着き払っていたあの囚人の声と、銃声。


何が起こったかを理解できないまま、晴喜は単純に納得した。


ああ、今あいつ死んだんだ。
 

それから晴喜は、近付いてきて自分を抱え上げた青年に対し、


一樹と似ているけどこれは違う人だ、と思ってから、意識を落とした。



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