カラカラライフリズム
樋口にとってタイミング良く、
インターホンが鳴った。

「んー?」

「何だ、新聞か?宗教の勧誘か?
もしそうなら両歩とも断われよ。
宗教はとりあえずダンデライオン教に入ってるとでも答えとけ。
怪しいインパクトを与えておけば、
次からは来なくなるだろ」

「何だよそれ……多分両方とも違う。
ほら、例の近所の…」

一樹がソファーから起き上がりドア付近に行くと、

「一樹さーん」

という元気な女性の声がした。
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