カラカラライフリズム



「おや珍しい。何してるのそこで」
 
一樹が顔から週刊誌を退けると、

丁度秀がカーテンの中から出て来た。

「いいから服着ろよ、お前」
 
一樹は、タオルを羽織っただけの秀の姿を見て、呆れた。

「今着るよ」
 
秀がカーテンを閉めると、一樹は尋ねた。



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