あなたがいるしあわせ
第一章 入学式
─────♪♪♪♪
「ん…ぅ…」
携帯のアラームを止める
私の朝の始まり
「ふぁぁ…ねむ~い」
今日は
第一志望だった
高校への入学式
メイクはナチュナルに
スカートもちょっと膝上。髪型はユル巻きにした。
朝食は
小学生の頃から
決まってパンだった
「おはよう」
「おはよう亜美南。」
私 筱風 亜美南
高校1年生
「メイク。ちょっと濃くない?」
「いいもん」
お姉ちゃんの
筱風 真由
20歳で大学生
私はサクッと
トーストにかぶり付いた
「今日帰りは何時ごろ?」
「う~ん…4時かな」
「早めに帰ってきてよ?」
「わかってる!!あっもう30分だから行くね♪」
「気を付けてね」
「うん!!いってきます」
ガチャン
「亜美南おはよ!!」
「ごめーん…待った?」
「あたし今来たところだから」
友達
中川 美津子
中学から仲良くて
高校も同じにした
私達は
自転車に乗って
話し出した
「イケメンいるかなぁ…」
「さぁ…うちらが行く学校だしいないんじゃない?(笑)」
「なにそれぇ~」
そんな話をしている
私達の横を
男の子が通りすぎた
なんだろ…
なんか…
ドキドキした…