夢花
おかしい。何が彼女をここまで動かすのか?



「じゃあどうするんだ?このまま一生一緒に暮らすつもりか?」



俺の言葉に彼女は少しうざったそうにした。
この際、うざがられてもかまわない。

亜由美は何かおかしなことに巻き込まれている。

そう思った。



「す、すいません。仕事がありますから…。」



亜由美は逃げるように店に戻って行った。



不思議な子だとは思っていたが、これはかなり重傷だ。



放っておけばよかったのだが、1度は惚れた女だ。心配でならない。



とにかく彼女の子供達と接触したいと思った。





そしてその夜、



俺は 夢を見た。

< 22 / 42 >

この作品をシェア

pagetop