足が…
布団の上から手で叩いてみても、上半身の感触は無い。首も胴体も無い。
けれど蹴っている足は、二本、ある。
子供だった私はそのことに何の不思議も抱かず、互いに蹴り合いをして遊んでいた。
蹴っている足は時に攻撃的に私を蹴った。楽しかった。
その感触は普通の足だったのに…。
大人になり、私はベッドで一人、寝ている。
けれどふとした時に、あの足を思い出す。
何であの足は私の元へ来たのだろう?
あの二段ベッドは私が小学生の時に、引っ越すついでに捨てられた。
姉が高校生に上がり、一人部屋を互いに貰ったからだ。
その後、あの足に触れることは二度と無かった。
だけどふと、考える。
もしかしたら………別のベッドに移っただけなのかと。
けれど蹴っている足は、二本、ある。
子供だった私はそのことに何の不思議も抱かず、互いに蹴り合いをして遊んでいた。
蹴っている足は時に攻撃的に私を蹴った。楽しかった。
その感触は普通の足だったのに…。
大人になり、私はベッドで一人、寝ている。
けれどふとした時に、あの足を思い出す。
何であの足は私の元へ来たのだろう?
あの二段ベッドは私が小学生の時に、引っ越すついでに捨てられた。
姉が高校生に上がり、一人部屋を互いに貰ったからだ。
その後、あの足に触れることは二度と無かった。
だけどふと、考える。
もしかしたら………別のベッドに移っただけなのかと。