好きっていえなくて・・・



2人で歩いても違和感はなかった。

なんだか・・・・
初めて会った気がしない。


人なつっこい性格なんだな〜・・・





「ココだよ?」

家の前につき、
場所を知らせる。


「う・・・・わぁ・・・でかい・・・」

陽亮はうちの大きさに呆気にてられている。


「あの・・・!」

「ん?」
と陽亮は優しく振り返った。

「あ・・・ありがと!」
精一杯の感謝の気持ちを込めて言った。

陽亮は何も言わず

ニコッ

と優しく微笑んで、
ヒラヒラと片手で手を振りながら、
来た道を引き返す。


「ま・・・待って!」



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