好きっていえなくて・・・
ニコニコと俺は上機嫌で玲奈を見る。
だケド・・・・
玲奈の表情はだんだんと暗くなっていく。
あれ・・・・?どう――
「陽亮が・・・本気なワケないじゃん。」
――っは?
それは、俺にもギリギリで聞こえるくらいの小さな声だった。
カァァァッ
っと、玲奈の顔が赤くなる。
「クスクス・・・真っ赤だよ〜?聞こえてんのかな?」
玲奈の目には涙が溢れている。
「遊ばれてるコトにも気づかないのかなぁ?」