好きっていえなくて・・・


そ−いえば

来週、球技大会やるような・・・・
そのコトかな?


考えながら走っていると・・・

ドンッ

前を見ていなかったせいか、
前から来た人とぶつかってしまった。

ドサッ

あたしはその場にお尻をつける。

「ったたた・・・・」

いったぁ〜〜〜

「ドコ向いて走ってんねん」

ビクッ

上カラ厳しい声が浴びされる。

「やめろって愁司」

あれれ?
この声って・・・・

聞き覚えのある声に反応して
勢いよく顔をあげる。

バッ

ドキンッ

「あっ・・・」

やっぱり・・・この声の持ち主は・・・

「あ・・・この前の」

岡本陽亮。


まさか・・・・
同じ学校だったなんて・・・

「・・・陽亮、知り合いなんか?」

愁司と言われた人が
あたしと陽亮を交互に見る。


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