好きっていえなくて・・・


「・・・・・・・・」

チュッ


「――――へ?」

今度の間抜け声は、あたしの。

陽亮が突然、頬にキスをおとした。

突然のキスに涙は一瞬で止まり、口は開いたまま。


「あ、涙止まったね♪」
なんてニコッと笑われても・・・・


「兼、消毒だカラ。」


「しょう・・・・どく?」

何の・・・?

「あの、馬鹿会長のキスの♪」



< 180 / 309 >

この作品をシェア

pagetop