好きっていえなくて・・・



「会長とは、何でもないカラ。」


「ん。よかった・・・」


ドキッ


良かったって、ど−ゆ−意味?


「玲奈・・・・・」


ドキンッ

陽亮の手が優しくあたしの頬をなぞる。

「陽亮・・・・?」


ドキン・・・・ドキン


「俺・・・・・・俺、玲奈のコトがす――」


「よ−すけッ♪」

い゛ッ?!

愁司君が突然あたしたちの間に入ってきた。


「飯食おうぜッ♪」


くっ・・・・・・

「「空気をよめ――!!」」


見事あたしと陽亮の声は重なり、
その言葉にシュンッと小さくなる愁司君。



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