好きっていえなくて・・・


すっかり忘れていたんだよ・・・

「めちゃくちゃ似合ってんぢゃん。てか、可愛いし・・・」

「――へ?」

「・・・ぇ・・・?!」

一気に赤くなる愁司君。


あたしにはその意味がわからなかった。

今は―――


「あ、何か・・・食べる?」

「あ、・・・・うん。」

まだ赤いままで俯く愁司君を席に案内する。


カタンッ

「ど〜ぞ♪」

接待用の甘い声で椅子に座らせる。


あれ?愁司君、また赤くなってない?

何か、可愛いの♪



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