好きっていえなくて・・・


相変わらず、教室は人がいっぱいでため息がでるほど。


カタンッ

愁司君の隣に座る。

カチャカチャッ

スプーンがグラスにあたる。

「これ、うめーよ♪」

頬にクリームをつけて言う愁司君が可愛くて、
おもわず笑ってしまった。



カタンッ

「ごちそ−さま♪」

見事に完食。

「行こっか、玲奈ちゃん?」

「そうだね。」

そう返事をかえして立ち上がる。

「それじゃ、お先に♪」

まだ働いている人たちに悪いと思いながらも、教室をでる。



「どこに行くの?」

「ん〜?全部♪」

「あはっ・・・出来るの〜?」

「不可能はない!なんてな♪」

「あははは♪」



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