好きっていえなくて・・・
「逆指名だ。」
「「・・・は?」」
あたしと愁司君の声が重なる。
逆指名て?
「俺が、玲奈を指名する。」
「えぇ?!」
それって、ありなの?!
「普通、逆じゃないの?!」
と尋ねると、
「だカラ、逆指名なんだろ♪」
って、悪戯に微笑む。
キュンッ
この顔、久しぶり・・・・
久しぶりの表情にうっとりとしていると、
「どうぞ、姫?」
と、席を案内する。
んきゃ―――!!!
かっこよすぎる・・・・
鼻血でちゃいそう・・・・
カタンッ
「ど−ぞ」
椅子をひいて、座らしてくれる陽亮に、
「ぁ、ありがと」
えへへと笑ってかえす。