好きっていえなくて・・・
Winter -冬-
冷たい風
12月。
それは、町全体がクリスマスで盛り上がる月。
店や木には、イルミネーションが飾られている。
「ねぇ!」
「んぁ?」
「どうしたの?」
昼食中。
突然あたしが話しかける。
「今年のクリスマス、パーティやらない?」
「パーティ?!」
ぱぁぁぁっと、愁司君の顔が明るくなる。
「そう!他にも人呼んでさ♪」
「俺、絶対やる♪」
はいはーいと元気よく手をあげる愁司君。
「陽亮は・・・?」
「ん?・・・あ、行くよ?」
「ホント?!」
陽亮も来てくれるんだぁ♪