好きっていえなくて・・・


何て1人で納得していると、

「コレ、いい!!!」

チャラッ

ネックレスを1つとって、
持ち上げる。

「ねぇ、コレよくない?」

「かっ・・・わいぃ――!!」

楓は、もう片方の手で
もう1つネックレスを選ぶ。

「ほら、おそろい♪」


それは、シルバーとゴールドのプレートに
それぞれ英語の言葉と
半分になったハートが彫られていた。

ペア用っぽい。

「あたし、コレにする!
新とお揃いッ♪」

そう、満面の笑みで2つのネックレスを顔のそばまで持っていく。



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