好きっていえなくて・・・


フワッ

「――・・・?」

何だか、甘い香りが漂っている。

「――香水・・・」

あたしの後ろには、ガラスケースに入っている香水が
飾られていた。

香水・・・・かぁ〜


そ−いえば、陽亮っていい匂いするよなぁ〜

香水つけてる、よね?

「・・・・・・・っ決めた!!」

あたしは、陽亮に香水をプレゼントする!

「なぁ〜にが?」

会計を済ました楓が後ろカラひょっこり現れる。

「あたし、陽亮に香水あげる♪」

「香水は、種類いっぱいあって、大変だよ〜?」

楓が嫌味っぽく言う。

「・・・っへ、へ−きだもん!!」

ちょっと図星だったりもする。



< 227 / 309 >

この作品をシェア

pagetop