好きっていえなくて・・・


でもね、あまりにもこれがぴったりだったカラ・・・

これしか合わないような気がして・・・・

陽亮のもっとかっこいい部分が引き出せるんじゃないかって・・・・


本当に、想像通りの匂い。



――陽亮・・・・
喜んでくれるよね?





それカラあたしもすぐに会計をすませ、
お店をでる。


「ねぇ、玲奈――?」

「うん・・・すごい、綺麗。」


お店を出て一番に目についたのが、
色とりどりで、少し薄暗くなった街中の照らすイルミネーション。


ちらほらと、かすかに光が漏れている。

「何かさ・・・・1年て、はやいよね・・・・」

・・・うん。そうだね。

あたしは楓の言葉に、心の中でこたえ
今までを振り返ってみた。



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