好きっていえなくて・・・


ガサッ

バックの中カラ携帯を取り出し、陽亮に電話をかける。

プルルルルッ

『・・・・・玲奈?』

キュンッ

電話にでて第一声が名前って・・・・
少し感動しながらも、話を続けた。

「今、新とも合流したトコ♪
今カラ向かうよ〜?」

『おう!じゃ、駅のホームで待ってるな?』

あたしたちが向かうのは、ここの最寄り駅カラ1つ先の駅。

家がその近くだというコトで、自分たちで駅まで行き、
その先は陽亮に案内してもらうコトになっている。

「うん♪じゃ、今カラ向かうカラね♪」

『気ぃ−つけてな?

待ってるかんな♪』

キュンッ

電話では相手の顔が見えないはずなのに・・・

きっと陽亮は今、頬を少し赤くして笑っているだろう。

声をきいたダケでわかっちゃうんだ。

「またあとで♪」

『おう!じゃあな♪』

ピッ・・・パクン

「じゃあ・・・
行こっかぁ♪」



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