好きっていえなくて・・・
「もしもし?もう、着いたよ♪」
集合場所の駅に着き、陽亮に電話をかける。
『まぢか・・・ちょっと待って?さがす♪』
「当ててごらん♪」
『ん〜とね・・・・』
「あははは♪」
少し迷ってるであろう陽亮の姿を思い浮かべて笑う。
・・・・・・・ん??
あっちカラ携帯で電話しながらキョロキョロしている人がいる。
ドキンッ
あぁ・・・こんなに遠くにいるのに・・・・
すぐに陽亮だってわかっちゃうなんて・・・・
『え〜?どこにいる?』
まだ陽亮は、こちらに気づいていないご様子。
「・・・・・・・」
ピッ
勝手に電話をきり、携帯を閉じる。
「って・・・あれ??」
向こうカラ陽亮の焦った声がきこえてくる。