好きっていえなくて・・・
「違うっすよ!先輩が伸びたんですよ〜」
「そうかぁ〜?」
何て言いながらも、陽亮嬉しそう。
確かに、よく見てみれば陽亮って、背伸びたカモ・・・
ずっと一緒にいたカラかな?
全然気づかなかった。
「確かに、陽亮背ぇ伸びたよね〜♪」
「ま、玲奈は相変わらずチビ
だケドな〜♪」
そう言って、ポンポンとあたしの頭をたたく。
「ひっど〜〜〜!別に、チビじゃないもん〜」
陽亮が大きいんだもんっ!!
「そろそろ、陽亮ん家行こ−ぜ♪」
あたしたちのやり取りを見て、愁司君が指示する。
楓は、新の横で笑ってる。
「そ−だな・・・
俺ん家、こっカラすぐ近くだカラ♪」
「うわ−楽しみっす♪」
子供みたいにはしゃぐ新を楓はまた横で笑う。
「新と愁司君て・・・・」
「似た者同士だな♪」
あたしが言おうとしたコトを、陽亮が先に言う。