好きっていえなくて・・・
ガチャッ、ギィィィ・・・
扉は、重たそうな音をだして開いていく。
「――っ!!!」
すごい―!!!
庭ダケでなく、屋敷の中もすごく広かった。
漫画にでてくるような家だ・・・
「お帰りなさいませ、陽介様。」
さっきの人とは違う、また黒いスーツを着た男の人が現れた。
「村瀬さん、食べ物準備よろしくね?」
ニコッと微笑んで村瀬さんと呼ばれる人に陽介が言った。
「じゃ、俺らはパーティルームにいるから♪」
パーティルーム・・・?
名前ダケでも、想像できてしまう。
相当広いんだろうなぁ・・・
「玲奈・・・行くよ?」
気がつけば、みんなはすでに階段にのぼりかけていた。