好きっていえなくて・・・


「ぁっ・・・待って!!」

急いで階段を駆け上がる。






キィィィッ

目の前にある大きな扉が陽介の手によって開かれる。


「「わぁ――!!」」

陽介以外の3人の声がはもった。
どうやら、さすがの愁司君も
ここまでは知らなかったようだ。


「陽介・・・愛してるよ−♪」

ガバッと陽介に抱きつき、おかしな台詞を言う愁司君。

「ど−も♪」

「ぷっ♪会話おかし−よ?」

クスクスと笑うあたしを横目に、愁司君は陽介に抱きついたまま。

「陽介先輩、俺も愛してます!!」

と、新が愁司君に続こうとした時――


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