好きっていえなくて・・・



ボロボロ

「ぇっちょ、玲奈ちゃん?!」

グッ

「愁司君〜」

あたしは愁司君に抱きついた。

「・・・・・よしよし・・・」

「ぅ・・・・うあ――ん」

「大丈夫だよ・・・・安心して・・」

本当は、こんなコトしちゃ駄目だってわかってる。

さっき振ったばかりなんだカラ
駄目なんだって、

頭ではわかっているんだケド

でも、ど−してもやめるコトはできなかった。


「ぅっ・・・ひっく・・・」

陽介・・・もう追いかけてもくれない。

呆れちゃったのかな?



< 269 / 309 >

この作品をシェア

pagetop