好きっていえなくて・・・


振り返ると、楓の弟の空君がいた。

「あ、空君♪」

「何・・・バレンタインのチョコ作り??」

「まぁね♪」

楓は自慢げに微笑んだ。

「姉ちゃんは、新だろ?」

空君と新は、気が合うのか、仲がいい。

「玲奈は??」

って、あたし?!
そこで、話をあたしにふる?!

「玲奈は〜だぁいすきな先輩にあげるのよね〜??」

ニヤニヤしながらあたしの肩に手を添えた。

「まじで?!」

空君は、目を大きく見開いてあたしを見る。

「うっ・・・・うん。」

わ−!!何か改めると恥ずかしい−!!



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