好きっていえなくて・・・


楓は、派手に飾り付けをしてメッセージを書き出した。

「は、はやい・・・」

あたしも急いで飾り付けを済ます。

うん。なかなかいい。

キュポンッ

ボールペンをとり、メッセージを考える。

「何かこ〜(汗)」

「あたしは・・・・・
これ♪」

楓は、書き終わったメッセージを得意げに見せた。

『新、大好きだよ
これからもよろしくね♪』

それは、あまりにも素直で、何も着飾っていなくて、楓そのものの気持ちがかかれていた。

あぁ、そっか・・・
どんなにきれいな言葉を並べでも意味がない。

気持ちが大切なんだ。
自分の素直な気持ちを伝えるコトが大切なんだ。



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