好きっていえなくて・・・





キーンコーンカーンコーン

授業終わりのチャイムが鳴り響く。

バサバサバサッ

教科書をカバンに詰め込み、帰る支度をする。


「玲奈―?」

ドキンッ

う・・・・・そ・・・


だって・・・ココは、あたしの・・・2年の教室だよ?

なのに・・・・

「はやく準備しろよ〜?」

悪戯に笑っている陽亮が扉の所に立っていた。

キュウンッ

「ちょっと・・・待って」


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