好きっていえなくて・・・


そ−いえば、

「どうしてクラス知ってるの?」

あたし・・・教えてないよね?

それに・・・
どうしてわざわざ迎えに――?


「えっ?あ・・・・・昇降口だと、また変なのに絡まれそうだったカラ・・・・・だから、きいたの」

少し顔を赤くしながら、
あたしが口にはしなかったケド、
ききたかったコトまで言ってくれた。

キュンッ

心配・・・してくれたんだ・・・・

なんか・・・嬉しいな。

「ありがとう。」

あたしは笑顔で言うと、もっと顔を赤くして
そっぽを向いてしまった。

可愛い・・・


< 32 / 309 >

この作品をシェア

pagetop