好きっていえなくて・・・
「あ・・・・」
気がつけば、もう家の前まで来ていた。
「ついたね。」
「うん・・・」
あたしのテンションは急降下。
「・・・・・・・」
寂しそうな表情のあたしに気づいたのか、
クシャッ
として、
「また、明日があるじゃん?」
悪戯な顔で言った。
そっか・・・・
もう会えないワケじゃない。
会いたければ、いつでも会いに行ける。
階段をのぼっていけば、『玲奈』って、笑顔で呼んでくれる。