好きっていえなくて・・・
でも・・・・
「ここまで人気があるとは・・・」
予想外。
「ありがとな―」
愁司君は適当にタオルを1つ選び、受け取って汗を拭く。
選ばれた女の子は真っ赤な顔をして、
そのまわりでは
「ズルイ〜」
と嫉妬している者も。
それに比べて陽亮は、
「ゴメン、誰のも受け取らないカラ。」
と全員を断る。
あ・・・みんな断ってる・・・
陽亮はあ−見えて、
女関係にいたっては真面目で、あまり手は出さない。