好きっていえなくて・・・


どんどん陽亮の顔が近づいてきて、
何が何だかわかんなくなっちゃって、

言われた通りに目を閉じた。

ふわっ

あの・・・あたしの好きな優しいにおいが香ってくる。

唇が触れそうなトコまで来たら・・・


バタンッ

ビクッ

「ハァハァ・・・玲奈ちゃん・・・」

汗を流したジャージ姿の会長がいた。

ドキッ

「わわッ」

急いで体制を直す。


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