好きっていえなくて・・・


「そろそろ、放送の時間なんだケド・・・」

ホッ

いつもと変わらない態度に安心した。

見られてなかったんだぁ・・・よかった。


「あ、はい今行きます・・・」

会長に言ってカラ視線を陽亮に移し、

「ゴメン。行ってくるね?」

「あぁ・・・・」

立ち上がって行こうとしたあたしの腕をつかみ、

「さっき・・・残念だったね?」

って、会長には聞こえない声で言ってくるカラ

「・・・へっ?!」

てまた、バカみたいな返事を返しちゃったんだ。

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