君のキオク、僕のキオク
「何から逃げるの?」
「お化け♪本モノとかね♪」
事の他楽しんでいるのか・・・。
「本モノって・・・・えー」
ぶら下がった生首をヒョイと避けながら進んでいく。ああ、ココから先は危ないな・・・。
「うわぁぁぁぁぁぁぁあああ」
かわいそうに・・・・。見ちゃったよ。今回の傑作。オレは目を背けた。佐伯はばっちり直視したまま固まって、目を白黒させている。
「人体・・・!?内臓・・・!?・・・・!!」
『テケテケ』と呼ばれる妖怪の人形。リアルすぎて直視できない。上半身は人間、下半身は無い。いや、ある。こんなもの、教育上よろしく無さ過ぎる。訴えられるんじゃないのか?
内臓垂れ下がり状態。
「よく出来きすぎ!・・・こわっ・・・動きそうだし・・・・」
佐伯は、あたりを見回した。意外と冷静だな。「あんまり恐怖が大きいと、分けわかんなくなるね」と周りを見回した。なにかが麻痺したような話し方で。
「人がいない・・・・」
「雰囲気出すために、こういうところには人がいないらしい・・・」
変な匂いする、と佐伯が鼻をつまんだ。確かにリアルな匂いするけど・・・。何かが腐った匂い。腐乱臭。ここまでリアルな匂いだと・・・・。
「なにこの匂い・・・!」
本気で気分悪くなってきた・・・・・。
「お化け♪本モノとかね♪」
事の他楽しんでいるのか・・・。
「本モノって・・・・えー」
ぶら下がった生首をヒョイと避けながら進んでいく。ああ、ココから先は危ないな・・・。
「うわぁぁぁぁぁぁぁあああ」
かわいそうに・・・・。見ちゃったよ。今回の傑作。オレは目を背けた。佐伯はばっちり直視したまま固まって、目を白黒させている。
「人体・・・!?内臓・・・!?・・・・!!」
『テケテケ』と呼ばれる妖怪の人形。リアルすぎて直視できない。上半身は人間、下半身は無い。いや、ある。こんなもの、教育上よろしく無さ過ぎる。訴えられるんじゃないのか?
内臓垂れ下がり状態。
「よく出来きすぎ!・・・こわっ・・・動きそうだし・・・・」
佐伯は、あたりを見回した。意外と冷静だな。「あんまり恐怖が大きいと、分けわかんなくなるね」と周りを見回した。なにかが麻痺したような話し方で。
「人がいない・・・・」
「雰囲気出すために、こういうところには人がいないらしい・・・」
変な匂いする、と佐伯が鼻をつまんだ。確かにリアルな匂いするけど・・・。何かが腐った匂い。腐乱臭。ここまでリアルな匂いだと・・・・。
「なにこの匂い・・・!」
本気で気分悪くなってきた・・・・・。