着信拒否
プロローグ
それは平日のお昼休み。

ごく少量の安いミートスパゲッティをとっくに食べ終えた私のところに

懐かしいとすら思えない。

なんの感情も起こらない。

親しくもない。



ただ、何度か仕事で会話した程度の

初老の男性から電話が鳴った。


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「あ、今日は。

河本です。

実は相原さんにお願いがありまして…」

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河本さん。

あなたが用があるといえば、あの男が産み落としていった

汚物処理でしょう!?




もう二度とあんなドス黒い記憶の渦に引きずられるのは御免だ!

さっさと用事を済ませて!



あれからもう3年の年月が過ぎたのだ。

これ以上巻き込まないで欲しい…。






私は当に部外者なのだから-----------。



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