18+16=結婚
第一章 約束
「ネ~ネ~お兄ちゃん!わたしと結婚して~!」
小さな女の子が、甘えた声で言っている。
「バカかお前は!女の子は16才に成らなきゃ結婚出来んないんだよ!」
女の子よりは少し成長した男の子が、馬鹿にしながら、言っている。
「じゃあ、16才になったらお兄ちゃん、わたしと結婚して~!」
女の子は、今の自分に出来る真剣な態度で言った。
「お前な~!本気で言ってるのか?」
男の子は、少し言葉を、探していた。
「ネ~!絶対、約束!」
女の子は、引き下がりそうに無い。
「じゃあ、その時迄、お前が覚えていたらな!」
男の子は、その場しのぎの事を、言った。
「やった!じゃあ、指切り」
女の子は、小指を、差し出す。
「ハイハイ」
男の子も、渋々小指を差し出す。
「指切りげんまん嘘付いたら針千本の~ます!指切った!」
二人は、そんな約束をしていた。
「オ~イ!朝だ~!起きろ~!」
いつもの、母の雄叫びが今朝も響いている。
小さな女の子が、甘えた声で言っている。
「バカかお前は!女の子は16才に成らなきゃ結婚出来んないんだよ!」
女の子よりは少し成長した男の子が、馬鹿にしながら、言っている。
「じゃあ、16才になったらお兄ちゃん、わたしと結婚して~!」
女の子は、今の自分に出来る真剣な態度で言った。
「お前な~!本気で言ってるのか?」
男の子は、少し言葉を、探していた。
「ネ~!絶対、約束!」
女の子は、引き下がりそうに無い。
「じゃあ、その時迄、お前が覚えていたらな!」
男の子は、その場しのぎの事を、言った。
「やった!じゃあ、指切り」
女の子は、小指を、差し出す。
「ハイハイ」
男の子も、渋々小指を差し出す。
「指切りげんまん嘘付いたら針千本の~ます!指切った!」
二人は、そんな約束をしていた。
「オ~イ!朝だ~!起きろ~!」
いつもの、母の雄叫びが今朝も響いている。