18+16=結婚
男の名は、鈴木 純
勉強も、スポーツも、人並み、何処にでも居そうな高校生だ。
真面目だけが、取りえしか無いような存在。
つまり、見方を変えれば、つまらない存在なのかもしれない。
しかし彼は、真面目だけで、みんなに信頼されていた。

「早く、食べなさい」
母は、朝食を早く片付け、仕事に行かないと、行けないので、焦っていたのだ。

「分かってるよ」
純は、用意された茶碗飯に、おかずを適当に乗せ、しょう油をかけて食べだした。
毎朝、早食いの為のいつもの光景だ。
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