18+16=結婚
「純、春香ちゃんに見取れてて良いの?遅れるよ」

と、少し意味ありげな事を言う、純のお母さん。
「見取れて無~い!ヤベ、こんな時間だ!」

ただでさえ時間をギリギリにしてしまう朝の時間、春香とのやり取りは、かなりのロスだ。

「ホレ、カバン」

純のカバンを、投げる純のお母さん。

「サンキュー!じぁな、春香、!」

純は、両手でカバンを受け取り、軽く春香に挨拶し、急いで出かけて行った。

「お兄ちゃん~!まだ、話があるのに~!」

大声で叫んでいる、春香
「又、今度な~」

純は、学校に向かい全速力で、走って行った。

「待ってよ~!」

追い掛ける春香。
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