自転車の彼
馬鹿の一つ覚えのように、ふられても……ふられても桜見は私を好きだと言った。





そうしているうちに、私と桜見は周知の仲になっていた。




なんて災難。
私の努力が水の泡じゃないの。






私の悩みの種はズハリ桜見だった。
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