甘いKISSにご用心★
まぎれもなく
私の大好きな彼、
綾貴だった。
で、でも
綾貴はキレイな顔で
すっごく怒っていた。
てゆーか、
朝会出るのに
何で教室いるの??
「あぁ、紗奈の事が
気になって
一回戻って来た」
「何故に聞こえてるのよーっ!!」
「心の声が
普通に声に出てる」
は、はぁーっ!?!?
だから私、
いつも皆に
笑われてたんだ…。
我ながらショック…(涙)
私は思わず、
下を向く。
……沈黙。
「…で、
神坂は紗奈の事
好きなの?」
沈黙を破ったのは風早くん。
って、何を聞いてるーっ
風早くーんっ!!!
でもちょっと
気になるかも…
「風早くん…
そんなの最初から
分かってる事じゃ
ないのかな?」ニヤッ