甘いKISSにご用心★
「うん、分かったよ。
それで言いたい事って?」
「私には綾貴じゃないと
駄目なのっっ!
綾貴が大好きなのっ!
最近の綾貴は
私の事どう思ってるのか
分からないよ…」
紗奈の目には
涙が溢れていた。
そんな紗奈を
俺は駆け寄って
抱きしめていた。
「俺だって
紗奈以外なんて、
考えらんねぇよ。」
「ほ、ほんとに?」
目に涙を溜めながら
俺の事を見上げる紗奈は、
どこか不安気だ。
「俺が嘘つくとでも
思ってんの?
それと、その目反則だから。
マジで襲うよ?」
言った瞬間に
真っ赤な顔をする紗奈。