甘いKISSにご用心★




「何?もっと
してほしいの?ニヤッ」



肩で息をする紗奈に、
わざと言う俺。

つくづく俺って
Sだなーと思う。




「そんな訳ないッ
バカっドSっエロっ我が儘男ーッ」



「ふ~ん。
それが何か?」




おっ!!
紗奈の怒りバロメーターが
一気に上昇してる。




「こんな所で何やってるの?
神坂くんと伊崎さん?」


「あっ葉山先輩……」



奴、葉山の存在に先に
気づいたのは、紗奈。

なんでこんな時に
コイツが来んだよ・・・
さっき宣戦布告?!
されたばっかだし。


「そうそう、神坂くん。
さっき藤谷から聞いたと
思うけど・・・・・
よろしくね」ニコッ


そう言って笑う葉山は
何かを企んでいる
ようだった。



< 29 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop