甘いKISSにご用心★
「紗奈・・・お前さ、」
俺が話しかけると
ビクッとする紗奈。
そんな緊張すんなって
いつも思う。
「あ、綾貴っ!!
さっきのこと・・・「お前は関係ねーから」
「それより、
まだ委員会の仕事
残ってんじゃねーの?」
「あ"ぁーっ
忘れてた!!!!
めるちゃんに怒られるッ」
途端に慌て出す紗奈は、
見事、ひっくり返る。
さっき、
気をつけろっつった
ばっかなのに・・・
どんだけ忘れやすいんだよ。
「見てないで
助けてよーばぁかッ!!」
---バシッ………
「んな、
思いっきり叩くなよ。」
「ふ~んだッ!
綾貴なんてもぅ知らないもんっ」
ったく…………
どっちがバカなんだか。
俺も生徒会に
戻んねぇとヤバイな。