今が好きだから
《10》
放課後ー…
はぁ~
ため息がこぼれた。
ついに
この時間がきました。
「浩路…
話たいこと
あるんだけど…」
「いいよ。
どこがいい?」
「屋上がいいかな。」
私と浩路は
誰もいない
屋上にきた。
「奈々、
俺って振られるんだろ?」
えっ!?
私は浩路の質問に
答えられない。
"うん"なんて
言えないよ…
だって、
浩路の顔が
悲しそうなんだもん…