悪魔と時間
「どうした?顔赤いぞ」
そう言って顔を近づけてくる。
「離して」
こんな近くに弟以外の男の顔があったことがない。
免疫のない私は当然、パニクックを起こして、ここが空中であることを忘れて暴れだす。
「離していいのか?」
悪魔と名乗る男は未来の回答を待たずに手を離す。
「え・・・きゃ――――――」
支えを失った私の体は、重力の指示に従い当然落下する。
そう言って顔を近づけてくる。
「離して」
こんな近くに弟以外の男の顔があったことがない。
免疫のない私は当然、パニクックを起こして、ここが空中であることを忘れて暴れだす。
「離していいのか?」
悪魔と名乗る男は未来の回答を待たずに手を離す。
「え・・・きゃ――――――」
支えを失った私の体は、重力の指示に従い当然落下する。