悪魔と時間
「ただいま」


ぐったりしながら家につく。


何か理由をつけて一緒にいようとする圭一。


その圭一に群がる女の子たちには睨まれ、今日はいつも以上に疲れた。


「お帰り!」


早く帰っていた正樹が私に飛びつく。


可愛い。


樹をぎゅっと抱きしめる。


これだけで、今日の疲れも吹っ飛んでしまう。
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