悪魔と時間
「でも、このままでは・・・」


「カナル、黙れ」


鋭く言うと、使い間はそれ以上口を開こうとはしない。


長く本の中に居過ぎた。


そのため、エネルギーが極端に消耗している。


本来であれば、契約と同時に何かしらの願い事を言わせ、エネルギーを享受する。


今回それができなかったのは理由は2つ。


あいつが何も望んでいないこと。


そして、巫女の血筋。
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