G R E E N


正直言ってかなり意外だった。

でも、確かに女の子の仲いい子も少ないし、彼女としては安心だったりもする。

それに、わたしはOKしてくれたから、自信持ってもいいんだよね?



『ただ、俺、惚れっぽいし飽きっぽいんだわ。可愛いと思う子いたら、すぐ口に出しちゃうし…。』
「そっかぁー」

それは嫌だな…とは言えなかった。
ミヤ君に嫌われるのが恐かった。

どんなに上手くいってても、突然フラれることだって…ある。

あんな思いはもういや。


…でも、だから昨日のメールで「こんな俺だから辛い思いさせたらごめんね」って言ってくれたんだよね?


きっとミヤ君は言ってることと思ってることが違うときがある。
自覚もないほどに。


自分のことを信じてないんだろうか?


それなら、せめて…私だけはミヤ君を信じよう。





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