G R E E N


私がちょっと考えごとをしていると、その空気を変えるかのようにミヤ君が話し出した。


『まっなるようにしかなんないっしょ!この話はやめやめ!』


…こういうところ本当にミヤ君らしい。


『てか、時間大丈夫なん?もう9時半だけど?』


なんか…このまま帰りたくない。
もっと一緒にいたい。



「えーやだ!まだ帰んないもん!ミヤ君帰りたいの?」


私はそう言ってミヤ君の肩に寄り掛かった。

もっと一緒にいたい。

もっと傍にいたい。


『あーもう!これだからわがままは!知らないよ?』




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